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ブダペストの夜景が人生ベストだった|ゲッレールト山から見る「ドナウの真珠」の輝き

ブダペストの夜景が、人生で見た景色の中で一番美しかった。


「ドナウの真珠」を見に行く

ブダペストは夜景でも有名で、「ドナウの真珠」と呼ばれているらしい。

これは見に行かない訳にはいかない。

前日ほとんど寝ていない状態で昼間の観光を終え、ホステルに戻ったのが19時前。30分だけ仮眠を取った。たった30分だが、これが驚くほど効いた。フラフラだった体がだいぶ楽になったのだ。

5月のハンガリーは20時を過ぎないと暗くならない。日本の感覚で「もう夜だろう」と思っても、外はまだ明るい。この時期のヨーロッパは、夜景を見に行くなら20時出発がちょうどいいのである。

写真の腕は良くないし、安いスマホでの撮影なので画質もあまり良くない。それでも、あの夜景の感動は伝わると信じている・・・・


ゲッレールト山 ― ブダペスト最高の夜景スポット

今回巡った夜景スポットは3か所。まずはブダペストで一番の展望台、ゲッレールト山から。

山頂まではバスか徒歩の二択。バスなら麓のバス停で27番に乗車する。僕は徒歩で登ったが、20分もかからなかった。ほとんどの人が徒歩で登っており、5月のハンガリーは肌寒くて気持ちいいので、プチトレッキングとしても楽しめる。

ただし、山頂は風が強くかなり寒い。羽織る物は必須である。


20時過ぎ ― まだ明るい

ゲッレールト山から見たドナウ川の夕景。橋や街並みがまだ薄明るい中に浮かぶ

20時過ぎに山頂に到着。ちょうど薄暗くなり始めたタイミングだった。

しかし「20時過ぎてるのにまだこんなに明るいのか」と驚く。ドナウ川は青みがかった光に包まれ、街の建物がシルエットとして浮かび上がり始めている。

ゲッレールト山の山頂広場。夜景を待つ人々が徐々に集まり始めている

山頂には少しずつ人が集まり始めていた。みんな同じ目的で来ているのだろう。ベンチに座る人、柵に寄りかかる人、三脚を構えるカメラマン。夜景が始まるのを静かに待っている。


街に明かりが灯り始める

橋にライトが灯り始め、街の明かりがオレンジ色に輝き始めたドナウ川の風景

そして徐々に街に明かりが灯り始める。

まず橋にライトが灯った。次にドナウ川沿いの街灯が一斉に点き、建物の窓からオレンジ色の光が漏れ出す。1分ごとに姿を変える街並みは、非常に美しかった。

ライトアップされたエリザベート橋とペスト側の夜景。聖イシュトヴァーン大聖堂が輝いている

エリザベート橋越しに見えるペスト側の街並み。聖イシュトヴァーン大聖堂のドームが黄金色にライトアップされ、周囲の建物と共に幻想的な光景を作り出していた。


完全な夜景 ― 360度のパノラマ

ゲッレールト山から見たブダペストの夜景パノラマ。ドナウ川に架かる複数の橋が光の帯のように輝く

そして完全に暗くなると、息を呑むような光景が広がった。

ドナウ川に架かる複数の橋が光の帯となり、両岸の街を繋いでいる。川面に映る光の反射が、まるで宝石を散りばめたかのようだった。

ゲッレールト山の反対側。鎖橋方面の夜景。街全体が光に包まれている

丘の上からは360度夜景を眺めることができる。反対側に回ると、セーチェーニ鎖橋とブダ城が見える。どの方向を見ても美しい。

完全に暗くなったブダペストの全景。光のラインで街の輪郭が浮かび上がる

あまりの美しさに感動し、2時間ぐらいここで景色を眺めていた。寒さも忘れ、ただただ見入ってしまったのだ。

12カ国を旅してきて、いろいろな景色を見てきた。しかしこのゲッレールト山からの夜景は、間違いなく人生ベストの絶景だった。

ゲッレールト山の夜景を見るベストタイミングは、季節によって変わる。ゲストハウスのオーナーに「何時に暗くなるか」を聞くのが一番確実だ。5月中旬なら20時過ぎに山頂に着くのがちょうどいい。日没前から徐々に変わっていく街の表情を楽しめるので、少し早めに行くことをおすすめする。


国会議事堂の対岸 ― 水に浮かぶ宮殿

ライトアップされた国会議事堂。ドナウ川の対岸から見ると水に浮いているように見える

ゲッレールト山を下り、次に向かったのは国会議事堂の対岸。ゲッレールト山からは徒歩で移動できる。

ライトアップされた国会議事堂は、昼間とはまた全く違う表情を見せていた。闇の中に白く浮かび上がる巨大な建物は、まるで水に浮かぶ宮殿のようである。

昼間に見た時も圧倒されたが、夜はさらに幻想的だった。ドナウ川の水面にその姿が映り込み、上下対称の光景が広がる。何とも言えない美しさに、しばらくその場から動けなかった。


セーチェーニ鎖橋 ― 夜の主役

セーチェーニ鎖橋の路面を低いアングルで撮影。リベットとスポットライトが印象的

最後に訪れたのは、セーチェーニ鎖橋。夜の鎖橋もまた、多くの観光客で賑わっていた。

橋の路面にしゃがんで撮った一枚。鋼鉄のリベットが並ぶ路面と、スポットライトの光が幻想的だった。昼間に歩いた時とは全く違う雰囲気である。

セーチェーニ鎖橋のたもと。ライオン像の向こうにライトアップされたブダ城が見える

橋のたもとに立つライオン像の向こうに、ライトアップされたブダ城が見える。対岸の大聖堂と橋のコラボレーションが非常に美しかった。


ブダペストの夜景は絶対に見るべき

ブダペストに来たのであれば、夜景は絶対に見ておくべきである。日本では決して見ることのできない景色がそこには広がっているのだ。

夜景スポットおすすめ度アクセス
ゲッレールト山最高徒歩20分またはバス27番
国会議事堂の対岸非常に良いゲッレールト山から徒歩可能
セーチェーニ鎖橋非常に良い中心街から徒歩すぐ

治安について不安な人もいるかもしれないが、観光スポットや夜景スポットは観光客が多く賑わっているので問題ないと感じた。実際に23時半ぐらいまで歩いて夜景スポットや街中を散策していたが、まだまだ賑やかだった。

一人旅でも安心して夜景を楽しめる街。それもブダペストの大きな魅力である。

2026年現在、ゲッレールト山は引き続きブダペスト屈指の夜景スポットとして人気を保っている。近年はSNSの影響でさらに観光客が増えており、週末は特に混雑するらしい。また、ドナウ川のナイトクルーズも人気で、川面から見上げる夜景もまた格別だという。次に行く機会があれば、クルーズにも乗ってみたいと思っている。


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つづく。


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