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イスタンブール乗り継ぎでロストバゲージ|トランジットのトラブルと荷物を守る対策

現在、トルコのイスタンブールなうである。

そして……めちゃくちゃ涼しい。

夜のイスタンブール、ボスポラス海峡にかかる橋のライトアップ

涼しいのは結構なことなのだが、問題は僕の服装だった。ジャカルタにいたときと同じ、半袖・短パン・サンダルである。

空港にいる人たちはジャケットを着込んでいるというのに、その中をひとりだけ常夏の格好で歩くアジア人……。完全に浮いている。変な目で見られている気がするが、まあ別にいいや。寒いものは寒いのだ。

こんな長時間フライトは初めてだった

それにしても、こんな長時間の飛行機移動は人生初である。

正直、めちゃくちゃ疲れた。座りっぱなしで体は固まるし、時差で頭はぼんやりするしで、満身創痍だ。まあ、機内食は2回とも美味しかったので、そこは良しとしよう。

ではなぜ、東南アジアからわざわざトルコのイスタンブールにいるのか。答えは、イタリアのミラノへの乗り換えのためである。

今思えば、ジャカルタからヨーロッパへ抜けるのにイスタンブール経由を選んだのは、ターキッシュエアラインズが安かったからだ。トルコはアジアとヨーロッパの結節点。今でも欧州方面のLCC・経由便を探すと、トルコ経由は鉄板の選択肢である。

事件発生。チケットミスで5時間待ち

さて、ここで「ちょっとした事件」が起きた。

事の発端は、乗り継ぎのためイスタンブール7:05分発のチケットを持って搭乗ゲートで待っていたときのこと。時間になってもゲートが一向に開かないのである。

「おかしいな」と思ってカウンターで聞いてみると……まさかの チケットミス

結局、チケットカウンターまで行き、約5時間後の11:50分発のフライトを買い直すハメになった。しかも 126ドルの上乗せ

……意味がわからん。なぜ向こうのミスでこっちが追加で払うのだ。だが言葉の壁もあり、ここで粘っても消耗するだけ。深呼吸して、5時間の暇つぶしを覚悟したのである。

ところで、僕のバッグはどこ?

空港でスーツケースを引く旅人のシルエット

そしてもうひとつの大問題。

ジャカルタで預けて以来、一時的にお別れした僕のバッグは、いったいどこにいるのだ?

預けたバッグには「ミラノ行き」のシールが貼られている。つまり、僕がイスタンブールで5時間足止めされている間も、バッグだけが先にミラノへ向かっている可能性がある……いや、そもそも今どこにあるのかすらわからない。

しかも、だ。中には着替えが全部入っている。この寒いイスタンブールで、僕はずっと半袖短パンのままなのである。

そこで、係員をつかまえて全力でアピールした。

「I want to change my Wear! Where is my Baggage!」

全身を見せて、ガタガタ震えるジェスチャーで「着替えたいんだ!」と必死に訴える。我ながら、なかなかシュールな絵面である。

係の人に5人ぐらい聞いて回ったが、みんな口を揃えて「ネクストトランスファー」と言う。まあ、次の便で一緒に運ばれる、ということなのだろう。多分、大丈夫……だと思う。

最悪、荷物がなくても現地で買い直せばいい。今はとにかく、服が着たいのだ!

今思えば、このときの僕は完全に「なるようになる」モードに入っていた。旅の序盤ならパニックになっていたであろうトラブルも、ここまで来ると不思議と落ち着いていられる。場数を踏むというのは、本当にありがたいものだ。

今ならこうする|ロストバゲージから身を守る方法

あれから10年。預け荷物トラブルへの備えは、当時とは比べものにならないほど進化した。同じ目に遭わないために、今ならこうする。

対策内容
スマートトラッカーを入れるAirTagなどを荷物に忍ばせておけば、スマホで居場所が一目瞭然。「真に行方不明になる荷物」は激減し、一部の航空会社では位置情報を共有して捜索を依頼できる
着替えと貴重品は手荷物へ1〜2日分の着替え・常備薬・充電器は機内持ち込みに。預け荷物が遅れても、当時の僕のように震えずに済む
海外旅行保険の携行品補償荷物の紛失・遅延は保険でカバーされることが多い。買い直した衣類のレシートは必ず保管しておく
到着後すぐカウンターで報告遅延・紛失はその場で報告してリファレンス番号をもらう。これがないと追跡も保険請求もできない

今思えば、僕を震えさせた「着替えが全部預け荷物の中」という失敗は、最低限の着替えを手荷物に入れておくだけで防げた。そしてAirTagがあれば、5人に聞いて回らなくても、バッグの居場所はスマホ画面で一発だったのだ。文明の進化は、旅のトラブルを確実に減らしてくれている。

それでも、旅は続く

寒空の下、半袖短パンで途方に暮れたイスタンブールの乗り継ぎ。

トラブル続きではあったが、不思議と気分は悪くなかった。なんだかんだ言って、こういう想定外こそが一人旅の醍醐味なのである。

さあ、次はいよいよヨーロッパ。イタリア・ミラノへ向かう。果たしてバッグは、無事に僕のもとへ帰ってくるのだろうか……。

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つづく。


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