今回は、インドネシアの首都・ジャカルタに行ってみた。

インドネシアは広いので、また改めて時間を取って回りたいと思う。※バリとかね。
ジャカルタは東南アジアの中でも4本の指に入る大都市で、中心街は高層ビルが立ち並び、高級ショッピングモールが併設されている。まさに経済成長まっただ中の国である。
そして何よりも、交通渋滞がすごいのだ。シンガポールにいるときから、周りの外国人に「ジャカルタに行く」と話すと、必ず「ジャカルタは渋滞がすごいよ」と言われていた。実際に来てみると、本当にその通りであった。
国民の足としては、車、バイク、電車、バスとなる。
移動にはトランスジャカルタ
そんなジャカルタで、旅行者にとって非常に便利なのが トランスジャカルタ(バス) である。

なんと 一律約30円 で乗れるので、一日に何回利用しても負担にならない。これが本当にありがたい。
トランスジャカルタは日本の電車のように路線が分かれており、途中で乗り換えながら目的地へ向かう仕組みだ。
そして何より、専用車線があるので、あの悪名高い渋滞の影響をほとんど受けない。比較的スムーズに移動できるのだ。価格も非常に安いので、ジャカルタに来た際はぜひ利用してほしい。
まずはICカードを買おう
乗車するには、ICカードを買う必要がある。日本のSuicaと似たようなものだ。

各バス停で買える。受付のおばちゃん(もしくはお姉さん)に「チケット」と言うと、「40000ルピア!」と返ってくるので、それを支払うと40000ルピアがチャージされたカードが渡される。
ICチップが埋まっていて、なかなかかっこいい。カードの絵柄を見るかぎり、レストランやタクシーなど、複数の施設や交通機関で使えるようだった。
女性専用車両があるので気をつけろ!
ここで、ちょっとした事件があった。
僕は初めて乗車したとき、何も知らずに前方の車両に座っていた。すると、車内の警備員から何やらインドネシア語で話しかけられるのだ。

「イングリッシュ プリーズ」と言ってみたが、どうやら英語はわからない様子。とりあえずジェスチャーで「後ろの車両に移動しろ」と言っているのは伝わったので、「優先席かな?」と思ってすぐに移動した。移動後は、警備員とVサインで意思疎通である。
しばらく乗って理解したのだが――どの駅でも、前方の車両には女性しか乗ってこないのである。
そう、女性専用車両だったのだ。通勤時はかなりのラッシュになるので、痴漢対策に加えて、イスラム系の女性が多いことも考慮しての施策なのであろう。
ジャカルタでトランスジャカルタに乗るときは、注意が必要である。
2026年の今、ジャカルタの交通はこう進化した
あれから10年。「渋滞の街」だったジャカルタの公共交通は、目覚ましく進化した。当時との違いをまとめておく。
| 項目 | 当時(2016年) | 今(2026年) |
|---|---|---|
| トランスジャカルタ | 一律約30円 | 今もRp3,500(約32円)と激安をキープ |
| 鉄道(MRT) | 存在しなかった | 2019年にMRTが開業。渋滞と無縁で快適 |
| その他の鉄道 | KRL(通勤電車)のみ | LRTも開通し、路線網が一気に拡大 |
| 支払い | バス停でICカードを購入 | 現金不可。電子マネー(Flazzなど)か「JakLingko」アプリでタップ |
今思えば、僕が乗り回したトランスジャカルタは今も現役で、しかも料金はほぼ据え置き。そこにMRTやLRTが加わり、あの絶望的な渋滞を回避する選択肢が一気に増えた。決済も「JakLingko」というアプリに統合され、スマホひとつで電車もバスも乗れてしまう。10年で本当に便利になったものだ。
ちなみに、女性専用車両は今もトランスジャカルタやKRLに健在だ。男性旅行者は、今でもうっかり乗らないよう気をつけてほしい。
まとめ
ジャカルタは渋滞こそすごいが、トランスジャカルタを使いこなせば、旅行者でも驚くほど安く・スムーズに動ける。
経済成長の熱気と、庶民の足が同居するこの街は、歩いているだけでエネルギーをもらえる場所だった。ジャカルタに来た際は、ぜひトランスジャカルタを利用してみてほしい。
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つづく。