ミラノを満喫したので、次はいよいよ永遠の都・ローマへ向かう。

ミラノからローマへの移動は、鉄道が一般的である。ヨーロッパは鉄道網が発達しており、短時間で移動できて快適なのだ。
参考までに、僕が利用したときの値段と移動時間を記しておく。
チケットは前日にカウンターで購入
僕は前日に、駅のチケットカウンターに並んでチケットを購入した。
2等席で、89ユーロ(約10,000円)。……正直、高くてびっくりした。新幹線並みの値段である。
今思えば、これは完全に「直前購入」だったから高かったのだ。後述するが、イタリアの高速列車は早く予約すればするほど安くなる。当時の僕はそれを知らず、満額に近い値段を払っていたわけである。痛い出費だった。
プラットフォームは直前まで決まらない!
予定時刻の40分前に駅へ到着し、電光掲示板を確認した。すると、乗る列車の番号は書いてあるのだが、プラットフォーム(ホーム)番号の記載がないのだ。

これには少し焦った。だが、これがイタリア(というかヨーロッパ)流なのである。
基本的に、停車するホームは事前に決まっておらず、その日の運行状況に応じて、出発の10〜20分前にようやく決まるのだ。
僕の列車も、出発10分前にようやく「14番ホーム」と判明し、慌てて移動した。チケットには車両と座席番号が書いてあるので、あとはその席に座るだけ。乗り心地は、日本の新幹線とほとんど変わらず快適だった。
移動時間はこんな感じである。
- 約500kmの距離を、約4時間で移動(途中フィレンツェに停車)
安く移動したいなら格安バスもアリ
鉄道は速くて快適だが、なにせ高い。そこで、安く移動したい人には格安長距離バスもおすすめである。
当時はメガバスというバス会社がシェアを伸ばし始めており、曜日や時期によっては、なんと1ユーロで運行することもあった。破格である……!
今思えば、あのメガバスはその後イタリアから撤退してしまった。代わりに今、ヨーロッパの格安バスを席巻しているのが「FlixBus(フリックスバス)」だ。緑色のバスで、ミラノ〜ローマ間も数千円以下、タイミング次第では数百円で移動できる。時間はかかるが、節約派にはありがたい存在である。
2026年の今、ミラノ〜ローマの移動はこう変わった
あれから10年。イタリアの鉄道事情も進化した。当時との違いをまとめておく。
| 項目 | 当時(2016年) | 今(2026年) |
|---|---|---|
| 所要時間 | 約4時間 | 最速2時間50分に短縮 |
| 鉄道会社 | トレニタリア中心 | フレッチャロッサ(トレニタリア)とイタロ(Italo)の2社が競争 |
| 料金 | 直前購入で89ユーロ | 早割なら29.90ユーロ〜。発売は90〜120日前から |
| 予約方法 | 駅のカウンターに並ぶ | 公式アプリやOmio・Trainlineなどのアプリで事前予約 |
| 格安バス | メガバス | FlixBusが主流に |
なお、プラットフォームが直前まで決まらないのは今も同じ。電光掲示板から目を離さず、表示されたら素早く移動しよう。
失敗しない予約・乗車のコツ(読者へ)
これから行く人のために、知っておくと得する実用ポイントをまとめておく。
- とにかく早く予約する:トレニタリアの「Economy/Super Economy」、イタロの「Low Cost」といった割引運賃は座席数限定。発売直後(90〜120日前)が一番安く、出発が近づくほど高くなる。
- 2社の値段を必ず見比べる:同じ区間をフレッチャロッサとイタロが走っている。OmioやTrainlineなら両社をまとめて比較できるので、安い方を選べる。
- 乗る駅・降りる駅を確認:基本は ミラノ中央駅(Milano Centrale)→ ローマ・テルミニ駅(Roma Termini)。ミラノには他の駅もあるので、チケットの出発駅は必ずチェック。
- 高速列車は座席指定制:紙券を改札の刻印機に通す必要があるのは普通列車の話。高速列車は予約時に座席が決まるので刻印は不要だが、車内検札は必ずある。チケット(スマホ画面でOK)はすぐ出せるように。
- 駅構内はスリに注意:ミラノ中央もローマ・テルミニも、観光客を狙うスリが多い。荷物からは目を離さないこと。
- 車内設備は快適:高速列車はWiFi・電源コンセント完備。長時間でもスマホやPCの充電を気にせず過ごせる。
まとめ
ミラノからローマへの移動は、速さなら高速列車、安さなら格安バス。自分の旅のスタイルと予算に合わせて選ぶのが良い。
鉄道なら、車窓を流れるイタリアの田園風景を眺めているうちに、あっという間に永遠の都へ到着する。さあ、次はいよいよローマである。
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つづく。