
29歳のあの頃、計画を進めていた。 正直に言おう。海外への経験値が、ゼロだった。 そして海外初でバックパックはすごく不安があった。
そんな自分が頼りにしたのは、自分の人脈と、他の旅人が書いているブログだった。行く国のこと、語学のこと、準備すべきもの、バックパックのおすすめメーカーのこと。色々な方からアドバイスをいただきながら、自分だけの旅にすべく計画を立てていた。
ヒーヤンとの飲み
出発前、友人の紹介でヒーヤンという人物と飲んだ。
ヒーヤンは旅人ブロガーで、旅のこと、現地の方とのコミュニケーションのこと、準備のこと——色々な話を聞かせてもらった夜だった。海外への漠然とした不安が、かなり払拭されたのである。
中でも刺さった言葉がこれだ。
「なんで海外行く前にあれだけ不安になってたのか信じられない」
この一言に、かなり勇気をもらった。
そうか。行ってしまえば、不安なんて消えるものなのか——今の自分には想像もつかなかったが、きっとそういうものなのだろう。人生一度きり、やってみるしかない。
10年後の自分から言わせてもらうと、これは本当だった。行ってしまえば、不安なんて一瞬で消えた。
準備リスト:実際に持っていったもの
ヒーヤンや他の旅人ブログで情報収集した結果、以下を準備した。2026年現在の視点でコメントも加えておく。
バッグ類
- 45Lバッグ(モンベル チャチャパック) → 軽量・コスパ・日本人向けのフィット感が抜群。数あるブランドを比較した末に選んだ一品だった
- ポーチ(貴重品管理用) → パスポートとカードはここに集約。常に身につけられるサイズが正解
- 20Lサブバッグ(街歩き・ドミトリー等を起点とした日帰り用) → 折りたためる軽量タイプを選んでおいてよかった
📖 バックパック選びの詳しい比較は別記事にまとめている → バックパック選び、非常に悩みました。カリマー・ミレー・モンベル徹底比較
セキュリティ
- 南京錠(ワイヤー付き) → ドミトリーのロッカーで毎日使った。ワイヤー付きが圧倒的に便利
💡 今ならこうする: ワイヤー錠はゲストハウスのロッカーで今も活躍する定番アイテム。TSAロック対応のものを選ぶとさらに安心だ。
電気・通信
- 電源変換プラグ(万能型) → 国によってコンセント形状が違うので必須。1つで世界対応のタイプが便利
- スマートフォン → 地図・翻訳・連絡・写真と、旅の生命線
- モバイルバッテリー → 移動中の充電切れを救ってくれた相棒
- ノートPC・充電器 → 重いが、ブログ更新や情報収集には必要だった
実際に旅で使った電源変換プラグはこれ。9種類のプラグ形状に対応していて非常に重宝した。実際に自分が購入したものなので、自信を持っておすすめできる。
💡 今ならこうする: 当時はSIMフリーiPhoneにSIMを差し替えていたが、今はeSIMが圧倒的に便利だ。「Airalo」などのアプリで渡航前に購入・設定でき、現地でSIMを探し回る手間が一切ない。旅行者なら絶対に使ってほしいサービスである。
衣類
- 着替え一式(Tシャツ3枚程度) → これでも多いと感じるくらい。現地で洗濯すれば足りる
- 下着 4枚 → 速乾タイプを選ぶと洗濯後すぐ着られて便利だった
- スニーカーとサンダル → サンダルは宿の中・シャワー時にも大活躍
- ウルトラライトダウン(ユニクロ、小さくできるから)、パーカー → 寒暖差対策に必須
- 襟付きシャツと長ズボン(レストランや寺院など格式のある場所用) → 1セットあれば困らない
💡 今ならこうする: 衣類は現地で安く買えることが多い。特に東南アジアでは質のいいものが日本より安く手に入る。「足りなければ現地で買う」くらいの気持ちで荷物を軽くするのが正解。
パッキングのコツ:
| テクニック | 効果 |
|---|---|
| 圧縮袋で衣類を分類 | かさばる衣類が半分以下に。種類別に分けると取り出しやすい |
| 速乾素材を選ぶ | 洗濯後2〜3時間で乾く。着替えの枚数を減らせる |
| ウルトラライトダウンは底に | 使わないときはクッション代わりにもなる |
| 靴下は丸めてスニーカーの中に | デッドスペース活用。意外と効果が大きい |
衛生用品
- 歯ブラシ、くし → 普段使いのもので十分
- シャンプー、リンス(小分けボトル) → 機内持ち込み対応のサイズで
- ウェットティッシュ、トイレットペーパー → 海外のトイレには紙がないことも多い。常備しておくと安心
日本から持っていくべきもの(現地で手に入りにくい):
- 目薬 → 海外のものは成分が合わないことがある。日本製が安心
- 整腸剤・正露丸 → 慣れない食事でお腹を壊す確率は高い。必ず持参
- 日焼け止め(SPF50) → 東南アジアの紫外線は日本の比ではない
- 虫よけスプレー → デング熱対策。現地でも買えるが日本製が使いやすい
- 絆創膏・消毒液 → 小さな傷でも熱帯では化膿しやすい
- 爪切り → 意外と忘れがち。長期旅行では地味に困る
準備リストはとりあえず固まった。
あとは買い揃えて、荷物をまとめて、飛行機に乗るだけだった。そう書くと簡単に聞こえるが、実際はかなりドキドキしていたのを覚えている。笑
でも、ヒーヤンの言葉を思い出すと、不思議と背中を押される気がした。
持ち物の軽量化チェックリスト:
荷物を詰め終わったら、以下の5つの基準で「本当に必要か?」を確認してほしい。
- 過去1週間で使っていないものは外す → 普段使わないものは旅先でも使わない
- 「念のため」で入れたものは外す → 念のためが5個集まると2kg増える
- 現地で買えるものは外す → シャンプー・Tシャツ・サンダルは東南アジアならどこでも手に入る
- 1つで2役以上こなせるか? → パーカーは防寒+枕代わり。多機能アイテムを優先
- 背負って15分歩けるか? → 実際に背負って近所を歩いてみる。きつければ確実に減らすべき
自分は出発前にこのチェックをしなかったので、旅の途中で「これいらなかったな」と思うものが何個かあった。事前に削れるものは削っておくと、移動がぐっと楽になる。

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つづく。